遮光眼鏡に関する補助について

東海光学 遮光レンズ CCPシリーズカラーサンプル例 (店内にて)

(手でお持ちいただき、一つ一つ効果を確認していただきます。)

 

 

一般のサングラスはすべての範囲での光をカットしますが、遮光レンズは

まぶしさの原因となる500nm(ナノメーター)以下の波長光を効果的にカット。

それ以外の光を出来るだけ多く通すよう作られた医療用レンズです。

まぶしさを減少させ、コントラストを高め、明るく自然な視界を確保します。

 

また上記疾患以外にも、白内障手術後や糖尿病性網膜症、緑内障等を患い、

まぶしさが気になる方にも効果が出ています。

 

症状により適応レンズカラーは異なりますし、「遠近両用レンズ」もご用意できますので

ご来店され、実際にお試し頂くことをお奨めします。 

 

補装具における遮光眼鏡の取扱指針改正のお知らせ

 

平成22年3月31日に、厚生労働省から発出された「補装具費支給事務取扱指針の一部改正について」

(障発0331第12号障害保健福祉部長通知)において、遮光眼鏡が身体障害者(視覚障害)の  

補装具として適用される際の支給対象者の要件等が見直されましたので、お知らせいたします。

 


(旧)補装具の対象者について(種目:眼鏡,名称:遮光眼鏡)

  対象者:網膜色素変性症、白子症、先天無虹彩、錐体杆体ジストロフィーであって

                羞明感をやわらげる必要がある者


(新)補装具の対象者について(種目:眼鏡,名称:遮光眼鏡)

  対象者:以下の要件を満たす者。

 

      1) 視覚障害により身体障害者手帳を取得していること。

                     2) 羞明を来していること。(異常にまぶしさを感じることです。)

     3)羞明の軽減に、遮光眼鏡の装用より優先される治療法がないこと。

     4)補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医による選定、処方であること。            

     ※この際、下記項目を参照の上、遮光眼鏡の装用効果を確認すること。

     (意思表示できない場合、表情、行動の変化等から総合的に判断すること。)

     ・まぶしさや白んだ感じが軽減する ・文字や物などが見やすくなる

     ・羞明によって生じる流涙等の不快感が軽減する

     ・暗転時に遮光眼鏡をはずすと暗順応が早くなる

 

     ※遮光眼鏡とは、羞明の軽減を目的として、可視光のうちの一部の透過を抑制する

   ものであって、分光透過率曲線が公表されているものであること。


 この改正により、これまでのように支給対象者を4疾患に限定するのではなく、上記の要件を  満たす対象者へ 適用されることとなり、「遮光眼鏡」の定義も明確化されました。

 

なお、1)~3)の要件も、4)の「補装具費支給事務取扱指針に定める眼科医」も、

この改正による変更はなく、この度、要件を明確化する目的から、明文化されたものです。